音を奏でる絵


小話

 本作品は「INTERNATIONAL STUDENTS CREATIVE AWARD 2015」(通称 : ISCA) に提出したところ優秀賞を受賞し、そして賞金の10万円を獲得しました。

これは個人的に思入れが強く、私の転機になったものです。

 

 私は大学生に入るまではプログラミングを学んだことがなく、アプリ制作について右も左もわかりませんでした。

そんな中、友人からISCAというコンテストの存在を教えてもらい、無学ながらとりあえずチャレンジしてみるかの精神でコンテスト受賞に向けて本作品を作り始めました。

 まず最初にコンテストの過去受賞作、また審査員について調査を行い、このコンテストではどのような作品が好まれるのかを考え、「画像から音楽を作り出す」というアイデアが生まれました。

 

 

<苦労話>

 本作品を作る上で一番苦労した点は何よりも期限が短すぎるという点です。

コンテストは8月までに作品提出しなければならないので、私はプログラミングの知識が0の状態からたった4ヶ月で本作品を作る必要がありました。

 生半端な学習速度では間に合わない可能性が高いので、私は一度コンテストのことを忘れ自分のスキルアップを目標に学習を進めました。最初の三週間程度で学校の授業で行われていたプログラミングの授業範囲を全て終わらせ、それからは応用作品をいくつか作りました。

 一つはパズドラのような落ち物パズルゲームを作成しました。次に図形だけで3D表現アニメーションを作成し、次にiPhone用のシューティングゲームを作成しスマホアプリの作り方を学習しました。

本作品の制作期間は1ヶ月程度になってしまいましたが、結果的にこの試みは正解でアプリの完成にこぎつけることができました。